PADI IE合格後は

IEでは、講習規準の統一やリスクマネージメントのチェックは行いますが、講習時の接客や全ての講習方法を実践演習で学んだわけではありません。本当のスタートは資格取得後にどれだけ実践を積み、指導スキルを磨くかにかかっています。

時間とともに知識が薄れ「資格はあるのに教えられない」状態に陥る可能性を防ぐことができます。

指導に必要なスキルを確実に習得し、自信を持って現場に立てるよう、実践を通じた準備を整えましょう。

スペシャルティ・インストラクターコースは、PADIコースディレクターのみが開催でき、各スペシャルティ講習で専門的な指導を行うために、必ず必要になる資格が取得できるプログラムです。

このコースでは、受講者がコースの基準や手続きを理解し、効果的な講習方法を学びます。受講後は、取得したスペシャルティにおいてのみ指導が可能になります。

ダイビングの楽しさや安全性を、他のダイバーに伝えるための重要なステップであり、価値あるプログラムです。

PADI Master Scuba Diver Trainer(MSDT)とは、5つ以上のPADIスペシャルティ・インストラクター(SPI)資格を取得し、25名以上のダイバーを認定したインストラクターに与えられる称号です。

この資格を取得することで指導できるスペシャルティコース(SP)が増え、より多様なダイバーのニーズに対応できます。

指導経験を重ねることで講習の質や安全管理能力が向上し、インストラクターとして成長できます。MSDTは単なる資格ではなく実践を通じて指導スキルを磨き、優れたインストラクターを目指すための重要なステップになります。

IDC Staff Instructor(SI)コースは、PADI Assistant Instructor(AI)コースを指導し、PADIインストラクター開発プログラム(IDC)のスタッフとしての活動準備を整える包括的なコースです。

クラスルームでのセッションや評価トレーニングを通じて、インストラクター候補生の指導力をさらに高め、適切な評価とカウンセリングスキルを磨きます。

IDCに複数回参加し、コースディレクター(CD)から直接「指導規準」や「効果的な指導方法」を学ぶことで実践的な知識を深め、より洗練されたインストラクションスキルを習得します。

IPADI Master Instructor (MI)は、ダイビング教育の専門知識と豊富な経験を活かし、PADI Assistant Instructor (AI)コースを単独開催でき、インストラクター開発コース(IDC)をサポートする高度な指導が可能な資格です。ダイビング業界の発展に貢献し、プロフェッショナルダイバーの育成を担います。

MIは、世界中のダイビングコミュニティで尊敬される指導者として、PADIの国際的な認定ネットワークと信頼性の高い教育システムを活用し、最新の指導プログラムを通じて教育の質を向上させます。また、PADIダイバー教育システムを深く理解し、全プログラムの実施経験を持つ、最も経験豊かなPADIインストラクター資格です。

PADIは世界最大のダイビング教育機関として190か国以上で活動し、世界のダイバーの約70%がPADIの認定を受けています。認定数は世界一を誇り、統一された教育システムでダイバーの安全とスキル向上を支えています。

PADI Course Director (CD) は、インストラクター講習 (IDC) を開催できる唯一の資格を持つ、最高レベルの指導者です。PADIプロフェッショナルの中でも約1%未満しか存在しない希少な資格で、専門知識と指導力は世界的に高く評価されています。

また、PADIのIDCは実践的な指導に重点を置いており、他の指導団体よりも指導スキルの強化に特化したカリキュラムを提供しています。そのため、CDはダイビング教育の最前線で活躍し、業界を牽引する存在となっています。